
ずっしりと重いバックパックをかつぎNAIA空港に到着後、お決まりの宿探し
マニラでも1、2の繁華街エルミタ地区をポンビキなどの輩を交わしながら歩く

往年の繁華街マビニストリートでサントスペンションという
うらぶられた様な安宿が目に入った2月とはいえ日中は30度を越える猛暑
バックバックを背負った背中からは汗がしたたり落ちてくる
多少の事は目をつぶろうと宿のレセプションへ向う入り口から10メートル奥入った所に
机ひとつのレセプションがありカギをもらい部屋を見る.......部屋は良くもなければ悪くもない

しいて言えば値段だけが他のアジア諸国と比べると高い
でも宿とレストランが同居してて、いつでも冷えたサンミゲールビールがいただける
暑い中うろうろと宿を探す気にもなれず、ただ冷えたサンミゲールが飲めるという理由だけでココに決める
まさか、このえ〜加減さで決めた宿と十数年来の付き合いに成るとは
この頃は思いもしなかった世の中わからんもんやね

転載した画像とコメントとの時代が前後するが現在も存在する娯楽場である
ロハス大通りを一本内側に入ったアルハンブラ通りを歩いていると
『マニラ・シューターズ』という看板が目に入った。
何気なく入り口を覗くと画像1の男『MOURI』が現れ、入れ!と目で合図を送ってきた。
若かった俺は誘われるまま中に入った。
室内には目つきの悪い男たちの姿がちらほら
それが皆、きまったように制服姿、よく見るとマニラ警察の面々ではないか

あとから知ったことだがここは現職の警官や軍関係者の射撃練習場だそうだ
アジアでは不良警察官が大手を振ってまかりとおっているのが常識
一瞬、身体が硬直したが時は既に遅し、なんとかなるだろう
俺はもちろん実弾の射撃など、したことはない。
MOURIはカウンターでまず拳銃を選べとうながす
俺は拳銃の知識が全く無かったので、手前にあったオートマティクの拳銃を選んだ。
説明によるとそれはコルト45口径USメイドらしい
MOURIが説明を始めた銃口を前に向けて歩かない、銃口を覗かない等
初歩的な事だけ言うと弾丸の詰まった箱を前に置いた。

俺はヘッドホン型の耳せんと、飛び散る弾のカスから目を守る
黄色いサングラス型のアイ・カバーを付けさせられた。
初めて拳銃を握った。ズッシリとした重量感、両手で拳銃を持ち引金を絞った。
バーンという音と同時に、反動で手が上に跳ね上がった。手が痺れている。
拳銃を撃つと、こんなにも衝撃があるとは思わなかった。
後でアメリカ通の友人に聞いたところハワイやグアムなどでは
銃口を人に向けたり出来ないように拳銃は針金で繋がれているそうだ
なにもかも管理された国とは違うフィリピン
なんだが俺にとって楽しい国に思えた